スペシャル

○制作スタッフコメント

Vol.2 シリーズ構成:倉田英之

――「俺の妹」という小説をアニメ化するにあたって脚本を書かれる際、気をつけられたことは何ですか?

原作をアニメに置き換える過程で、どうしても削らなければならない箇所が出てくるので、その取捨選択には気を配りました。幸い、伏見さんには毎回脚本段階でチェックしていただけたので、必要なことは入れられたかな、とも思います。オリジナルの部分でも、同様にアイデアなどを出してもらいながら稿を進めていきました。

――倉田さんからご覧になって、桐乃のオタクっぷりはどのように見えますか?

微笑ましいの一言です。好きなものに、あれだけ猪突猛進できるエネルギーはうらやましくも思います。反面、兄バレする前、黒猫や沙織と知り合う前はさぞかし寂しかったろうなぁ、と胸が痛みます。この先、コレクションが増殖して隠せないほどの分量になった時、どういう決断をするのかも楽しみです。それだけで一話書けそうな気も。

――いよいよ後半に突入しますが、TVアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」今後の見どころを教えて下さい。

京介のオタ順応力がハンパなく上がって行き、かつ桐乃との関係にも大きな山場が訪れます。原作既読のお客様の「あー、そういうふうにまとめるのね、ふーん」という予想を斜め上に飛び越すような展開を用意しています。私もお仕事ヌキでがんばらせていただきました。どうか最後までご視聴ください。

――最後に、放送を観ていただいているファンの皆さまへの一言をお願いします。

とにかく反響の大きさに驚かされています。他の現場の方々からも「観てます」とよく言われます。私は、アニメは楽しく観るのが一番だと思うので、思い思い、それぞれの見方で楽しんでいただければ、これに勝る喜びはありません。

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